工作の下準備
ちょびっとクラブでは時々簡単な工作をします。
「簡単な」というのはひとつのポイントです。
参加者の方々のクラフトに対する興味関心の違いと、未就園児さんと一緒に作るという条件を考慮して、毎回、何を作るか考えています。
加えて、ちょびっとクラブでは、毎回テーマが決まっているので、「テーマに沿ったもの」という条件も加わります。
今まで色々なものを作ってきましたが、最近のヒットはこれ。段ボール製のカメラです。
これを「おでかけしよう」というテーマの時に作りました。
ちゃんとファインダー(極めて単純な覗き穴ですが…)があり、シャッターボタンも押せます!
参加者が少なかったので、スタッフも一緒に作りました。そしてスタッフの小学生の子どもに持ち帰ったところ、なかなか好評だったようです。
アナログなのに、どこか本物っぽいというのは、昔も今も子ども心をくすぐるのかな…と思いました。
しかし、このカメラ、パーツ作りがなかなか大変なのです。
本体は段ボールをカットするだけなので良しとして、レンズのペーパー芯とシャッターボタン用の薄い段ボールが切りにくい!
カメラ作りを実施した時、参加者が少なかったため、今回別のテーマで再度企画したのですが…薄い段ボールを細かく曲線に切るのは難しいなあと思いながら各パーツを準備しました。
今回の工作はどうしても大人中心になってしまうのが課題でしたが、ある一工夫で解決しました。
それは、カメラ本体の裏側にデジカメの液晶モニターを模した枠を取り付け、そこに「写真」を挟み込むというもの。
お母さんがカメラを組み立てている間に、子どもたちは写真作り。つまり、色鉛筆で紙にお絵描きです。
自分で描いた絵を挟み込み、スタッフを撮影して写真をプレゼントしてくれた子もいました。ありがとう!
楽しんで遊んでくれている様子を見ると、性懲りもなく、また、色々と準備してみようとはりきってしまうのです…