宝船を枕に
大晦日の夜、娘が絵本を見ながら宝船を書いていました。
「初夢って今夜だっけ?1日から2日の夜とも聞いたけど」
「昔は大晦日は寝ずに過ごしたらしいよ。だから、初めて寝るのが1日から2日にかけて。だから初夢もその時。だけど、今夜寝るから、今夜が初夢でいいんじゃない?」(諸説あるようです。)
娘が参考にしていたのはこちらの絵本。
『どんぶらどんぶら七福神』
みきつきみ・文、柳原良平・画
こぐま社
七福神が、リズミカルに歌うような文体で紹介されている本です。
数え歌で語呂よく一人ずつ紹介してくれるので、大人の私でも、遅ればせながらもう間違いなく、お一人お一人の特徴まで憶えることができました。
あとがきに、各々の神様の出身地が書かれているので、読みかたりに持っていく時には、そこまで紹介します。
土地柄、恵比寿様に馴染みの深い所なので、盛り上がりますよ。(7人の神様のうち、日本出身の神様は恵比寿様だけだそうです。)
娘もどこかからか宝船の話を聞いて、その絵を枕の下に入れようと思ったようですが、私が宝船と初夢との関係を知ったのは、かこさとしさんのあそびの本シリーズからです。
かこさとし あそびの本③
『さわやかなたのしいあそび』
かこさとし・著
(底本は1971年童心社より刊行)
小学生の頃、繰り返し図書館から借りていたこの本に宝船の絵のことが紹介してありました。(このシリーズについてのご紹介はまた別の機会に。)
私も娘といっしょに宝船の絵を描いて枕の下に入れてみることにしました。
皆さん良い初夢は見られましたか?